江戸東京たてもの園へ行った
随分と日が伸びて暖かくなりましたね。
花粉もおさまってきてすっかり居心地がいいなと思っていたらもう5月。
まだ寒かった3月の下旬に江戸東京たてもの園へ行っていきました。
東京都小金井市の小金井公園内にある博物館で、歴史的建造物の移築・展示を行っている博物館です。
ちなみにマスコットキャラクターの「えどまる」はかの宮﨑駿氏の制作だそう。
園内東ゾーンの小寺醤油店にあるレジスター
とにかく園内が広く古い建物ばかりなので、古いもの好きの僕にとっては格好の場所。
小学生のころ父親に何度か連れてきてもらったことがあるのですが、来るのは数年ぶり。自分のカメラを持って訪れるのはよく考えると初めてでなぜもっと早くこなかったのか…。
こちらの銭湯「子宝湯」は千住元町にあったもの。
園内の建物は一部を除いてほぼ全てが都内にあったもの。知っている土地や行ったことある場所のあたりにこんな建物があったのかと思うと不思議な感覚。
江戸末期~明治初期に建てられた万徳旅館。
このランプシェードは随分ハイカラなデザインですが、いつごろのものなんでしょうね。
ついつい千葉県産の海苔に目がいってしまうのは、千葉県民の性。
この当時は僕の出身地の浦安はもちろん品川や大森なんかでも海苔が取れたんですね。
こちらは仕立屋さん。文京区にあったそう。しっかり写真を撮っていなかったことが悔やまれますが、この建物照明がガス灯で室内にマントルのついた照明がぶら下がっていました。地震のときなんかは火災の原因になったりしたのかなんて考えてしまいます。
こちらは変わって中央ゾーンの前川國男邸。
上野にある東京文化会館で有名な建築家前川國男が自身の邸宅として品川区上大崎に建てたもの。
この前川國男邸が個人的には一番気に入っていて、1942年の建物なのですが、今でも十分通用するデザイン。吹き抜けになったリビングが大変落ち着くデザインになっています。
こちらは新宿区信濃町にあったデ・ラランデ邸。
こういう階段の手すりのRってなんというか写欲そそられますよね。そんなことない?
こちらのデ・ラランデ邸、元は平屋の洋館だったようですが、増築され三階建てに。平屋の姿はどんな風だったんでしょうね。
この日はK-xとRB67で撮影に望んだんですが、写真を振り返ると建物を外から撮った写真がほとんどない…
なんというか中望遠域が好きっていう好みが露骨に出過ぎた結果となり反省。
今度はもう少し時間をとってゆっくりしたいなぁ。たてもの園がある小金井公園も広い公園なので機会があれば散策してみたいですね。
エントリーを書いてて思ったのですが、移築前の建物の所在地をメモして古地図なんかを買ってその建物がどこにあったのかを調べたりその地域を散策するのも楽しそう。神保町で古地図でも探すか。